官公庁部門
池周りの土留めが劣化し、土が流れ込んでしまう為、新しい土留めと交換する作業と、今までの浚渫(しゅんせつ)工事というものとは違い、水を抜かずに行う工法で、水中の生態系に大きな影響を与え難い、生態系保全型底泥資源化システムにより浚渫する工事でした。
既設の丸太土留めの撤去をおこなっています。冬の作業の為、とても水が冷たいです。
抜いた位置に新しく丸太を打込みます。木は軽いので、しっかり打込まないとすぐに浮き上がってきてしまいます。
泥の中で丸太をまっすぐに打込むのは、簡単そうに見えますがとても技術が必要になります。
裏から土が川に流出しないように、ポリカーボネート板を設置します。
生態系保全型底泥資源化システムにより浚渫を行いました。通常の浚渫工事は水を抜いて重機により土を搬出しますが、この浚渫方法は水を抜かずに池の中をきれいにすることができます。
水中ポンプで池の底の泥と水を吸い上げます。
吸い上げた泥水を浄化層で薬剤を使い、水と土に分離します。
薄いシートで水と泥に分けてます。水は池に戻します。
黒土となって搬出できる状態となりました。